先日、”静かな退職”というのを紹介 ( 「米国で”静かな退職”が流行っている」しましたが、ZDNETによれば”静かな解雇 ( quiet firing )”というのもあるとのことです。
ZDNET記事:Move over, quiet quitting: ‘Quiet firing’ is the new workplace trend everyone’s worried about
「静かな退職」は、従業員が頑張りの強要やより高い貢献への要求を避けて、残業もせず、ウチに仕事も持ち帰らずに、定められた内容を淡々と遂行する働き方にシフトすることを指しています。
いっぽう、「静かな解雇」はマネージャーが意図的に部下のキャリア形成を妨害することをいいます。たとえば、特別なプロジェクトへの参加をさせなかったり、昇格・昇給を認めないといった行為です。
記事では、本来、部下に問題があるときはマネージャーは、問題を具体的に問題を指摘し、部下と一緒に改善方法を考えるべきだが、マネージャーの多忙さや能力不足のせいで、「静かな解雇」に短絡してしまうのではないかと分析しています。
また、「静かな解雇」は「静かな退職」への管理層の対抗手段ともいえ、またその逆の過程も起こりうるので、悪循環が無限に続く恐れがあると指摘しています。
皆さんはどう考えますか?