「プログラムはなぜ動くか」などITの啓蒙書を書いている矢沢久雄氏の言葉です。10年後も役立つ技術をテーマに日経クロステックのインタビューでの発言です。
ITの基本は実はあまりかわっておらず、新しい技術にもソフトやハードの基本的な知識があれば対応できるというのが矢沢氏の考え方で、これは全くその通りです。
自動車がエンジン(今はモーター?)があって4つのタイヤでハンドルを使って操縦するという基本構造が変わっていないように、コンピュータもCPU、主記憶、補助記憶があり、メモリーにプログラムをロードしてタスクを実行するノイマン型と呼ばれる構造は変わっていません。
同様にプログラミングもその基本的な考え方はあまり変わっていません。当社のエンジニアは必要となればまったく経験のない言語でも自分で調べて業務レベルのアプリを開発しています。聞くと言語はあまり関係ないという答えが返ってきます。
あまり考えなくてもなんとなくプログラムが書けてしまう位に開発環境は進歩していますが、その時々に使っている技術の本質を考えるようにしたほうがきっと将来につながるでしょう。
矢沢氏は同インタビューでIT人材が欲しいなら、プログラミング教育の前にまずIT技術者の地位を向上しろと指摘しています。これも全く同感ですね。
本項は Facebook インフォテック公式ページ に2021年6月23日に掲載した記事を再掲しています。 (2022年3月16日 訂正)