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内製化に舵をきる星野リゾート

ホテル業界で革新を続ける星野リゾートがシステムの内製化に大きく舵をきっています。

星野代表は従来は「餅は餅屋」ということで内製化に否定的だったようですが、システム部門の提案を受け入れた形で開発力の強化に踏み切ったとのことです。

星野代表は内製化のねらいを、1)開発スピード、2)システムの全体最適化を上げていますが、システム部門が全体最適を意識し、社内エンジニアが現場にも意見を言うようになったことに満足しているようです。

現在、約30人の情報システム部門は半数が中途採用のエンジニア、半数が現場のスタッフ上がりという構成になっていて、業務知識とシステムノウハウの相乗効果を上げているとのことです。

また外部向けシステムはコーディングで社内システムはローコードという明確な区分のもとにシステム開発を進めているのも注目すべき点です。ローコードのツールとしてはサイボーズのkintoneを使用し、専門コンサルのサービスも活用しています。

ここ数年、エンドユーザ企業のシステム部門強化や内製化は日本のDX推進のための大きな課題として関心を持たれていますが、星野リゾートのケースはその先進的な試みといえるものでしょう。

本項は Facebook インフォテック公式ページ に2021年6月2日に掲載した記事を再掲しています。

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