グーグルがAndoroid開発にRustを採用すると4月に発表しました。
採用の理由にはOSのカーネル開発に使われているC/C++にはメモリー管理のバグが不可避で、Rustは言語仕様上、メモリー安全が確保されていることがあげられています。さらにその背景には各国政府情報機関も含む組織による基本ソフト脆弱性の攻撃の激化が指摘されています。
グーグルはLinuxカーネルへのRust採用にも前向きのようですが、開発者であるライナスはいまのところ慎重のようです。
基本ソフトのカーネルに新しい言語が採用されるのは画期的なことでその結果がどうなるかたいへん興味深いですね。余裕のあるかたはRustをいまから勉強するのもいいかも。
本項は Facebook インフォテック公式ページ に2021年5月19日に掲載した記事を再掲しています。