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ITエンジニアに英語は必要か?

英語が苦手な方には残念ですが、結論からいうと”YES”です。

まずIT業界では英語が標準語です。マニュアルはもちろん、最新の技術情報は論文であれ、書籍であれまず英語で提供されるので、少なくとも英語の文章を読めないととても不利になります。

たとえば紀伊國屋書店のサイトで和書で「tensorflow」の本を検索すると42件、洋書では129件になり、洋書の多くは英語で書かれています。和書はアップデートされることも少ないので最新の情報を得るには英語の書籍を読まざるを得ないことが多いかと思います。

当社では一部のひとが米国オライリー社が提供している Safari Books Onlineを購読しています。同サービスはもともとIT関連電子書籍の購読サービスでしたが、現在では電子書籍に加え、ビデオトレーニング、オライリー社の各種カンファレンスへの参加ができるサブスクリプションサービスに拡張されています。

価格は年間で499米ドルと個人で払うにはちょっと考えて値段ですが、これで全ての書籍、ビデオトレーニングが受け放題となります。日本でちょっとしたトレーニングの受講料が1日3~5万円程度ですから、英語が得意なエンジニアにとってとてもお買い得のサービスといえます。

また海外のベンダーとコミュニケーションにも英語は必要です。当社もドイツで開発されているPDFlibを販売・サポートしていますので、技術的な問い合わせを行うときは英語の電子メールでやりとりをしています。

実は当社のエンジニアも英語が苦手なひとが多いので、担当するエンジニアには英語のメールの添削トレーニングを受けてもらっています。文法から表現まで個人の能力に合わせた実践的な添削指導を行ってくれるので、終了後はかなりまともな文章が書けるようになるようです。

英語の苦手なエンジニアの方はできれば若いうちに苦手感を払拭しておくことをおすすめします。

本項は Facebook インフォテック公式ページ に2021年5月14日に掲載した記事を再掲しています。